【都立小平霊園】武蔵野の自然に抱かれた公園墓地|魅力・料金・倍率まで徹底解説

新宿から西へ約23km。西武新宿線と新青梅街道にはさまれた住宅地に、65万㎡の緑が広がる都立小平霊園があります。

武蔵野の雑木林の面影を残す園内は、ケヤキ並木や桜並木が四季折々の表情を見せ、散歩やジョギングを楽しむ地域住民の姿も多い、開かれた公園墓地です。

一般埋蔵施設のほか芝生・合葬・樹林型と施設が充実しており、小型区画は倍率が高めですが、中〜大型区画では現実的な申込みが可能です。この記事では、小平霊園の特徴・料金・倍率・申込み条件をまとめまています。

こんな記事

都立小平霊園とは

主だった情報は、都立霊園の公式サイトと、園内管理事務所に置いてあるチラシからピックアップしていきます。

小平霊園|霊園・葬儀所一覧|TOKYO 霊園さんぽ

小平霊園の所在・概要

小平霊園は、東京都東村山市萩山町1丁目に位置する都立霊園です。昭和23年(1948年)5月1日に開園した、都立8霊園のうち7番目の霊園。総面積は653,545㎡と、多磨・八柱に次ぐ規模を誇ります。

「小平」の地名がついていますが、東村山市・小平市・東久留米市の3市にまたがっており、最も広い区域は東村山市にあります。東京の郊外・北方エリアをカバーする公共墓地として整備され、都市計画にもとづく近代的な公園墓地の系譜を引いています。

都立8霊園 概要一覧

霊園名開園年月日開園面積所在地
雑司ケ谷霊園明治7年9月1日106,110㎡豊島区南池袋4-25-1
青山霊園明治7年9月1日263,564㎡港区南青山2-32-2
谷中霊園明治7年9月1日102,537㎡台東区谷中7-5-24
染井霊園明治7年9月1日67,911㎡豊島区駒込5-5-1
多磨霊園大正12年4月1日1,280,237㎡府中市多磨町4-628
八柱霊園昭和10年7月1日1,046,468㎡千葉県松戸市田中新田48-2
小平霊園昭和23年5月1日653,545㎡東村山市萩山町1-16-1
八王子霊園昭和46年4月1日644,305㎡八王子市元八王子町3-2536

都立8霊園のうち7番目、昭和23年5月に開園しています。

歴史的には、明治政府の「墓地取扱規則」制定を機に、東京府が公共墓地としてまず青山、谷中、染井、雑司ケ谷を整備します。その後東京の急速な発展に伴って、墓地不足が深刻化。順次都市計画に霊園が組み込まれます。
小平は後発の方ですね。東京の中では、郊外の北方をカバーする意味合いで選ばれた場所のようです。

アクセス

電車でのアクセス

路線・駅徒歩時間
西武新宿線「小平駅」徒歩約15分(表参道ケヤキ並木を通るルート)
西武多摩湖線「萩山駅」徒歩約10分

所在地:東京都東村山市萩山町1-16-1

小平霊園の園内案内

総面積は65万3,545平方メートル、うち約半分が墓所としての施設、のこりは樹林や草地、園路などで構成されています。

中央部の36区画が一般墓地、東側の5区各区が芝生墓地、樹林地のなかに合葬式墓地、小型芝生墓地、北側の新青梅街道沿いに壁型墓地という内訳です。区画整理ができていて、地図さえあれば迷うことはなさそうですね。
(地図がなければ迷いますので、正門から入ってすぐの管理事務所でもらいましょう)

区画は100メートルごとに区切られているので、これは、相当な広さがあることが分かりますね。多磨や八柱に次ぐ面積を誇る、郊外型の公園墓地といえます。

小平駅方面から正門へ続く表参道はケヤキ並木、園路もケヤキ、サクラ、めずらしいリギダマツ(三葉松)などの樹木が豊かなので、季節によって散策を楽しむことができます。散歩やジョギングを楽しむ人の姿も多く見られ、自然豊かな公園として地域にひらかれた印象もありました。

管理事務所は正門入ってすぐ。園内マップや霊園案内を配布しています。

小平霊園 園内マップPDFはこちら|TOKYO霊園さんぽ

小平霊園で使える「墓所ナビ」

小平霊園は、東京都公園協会が提供する「墓所ナビ」対応4霊園のひとつです。スマホブラウザから区画番号を入力するだけでルート案内が使えます(アプリ不要)。

  • 墓所の区画番号を入力すると、地図上で場所を表示
  • 入口から墓所までのルート案内
  • トイレ・水場・休憩所の位置も確認可能
  • スマホのブラウザで使える(アプリ不要)

小平霊園の施設と特徴

小平霊園の墓地使用状況

これだけ広大な小平霊園ですが、実際にはどのくらいの方々に利用されているのでしょうか。

小平霊園の使用者数及び埋葬体数 (令和7年4月現在)

墓地種別使用者数埋葬体数
一般墓地
(一般・芝生・壁型・小型含む)
40,061人185,962体
合葬式墓地15,076人26,673体
樹林墓地6,874人3,597体
樹木墓地2,390人2,756体
霊園案内より抜粋

合計の使用者(管理者)は、64,000人を超え、春と秋のお彼岸やお盆の時期だと1日に数万人の墓参者が訪れるそうです。

奥に走るのは西武新宿線

小平霊園の価格(使用料・管理料)

小平霊園の㎡単価は都立8霊園のなかで中程度の水準です。区画面積の幅が広く、予算に合わせた選択ができます。

種別区画面積使用料管理料/年
一般埋蔵施設1.701.85〜6.00㎡1,546,600〜5,016,000円1,620〜4,860円
芝生埋蔵施設4.00㎡3,484,000円4,160円

(参考)一般埋蔵施設 使用料㎡単価(令和8年4月1日現在)
霊園名使用料㎡単価
青山霊園3,200,000円
雑司ヶ谷霊園2,144,000円
谷中霊園1,787,000円
染井霊園1,645,000円
多磨霊園922,000円
小平霊園836,000円
八柱霊園207,000円
(参考)芝生埋蔵施設 使用料㎡単価(令和8年4月1日現在)
霊園名使用料㎡単価
多磨霊園958,000円
八柱霊園242,000円
小平霊園871,000円
八王子霊園321,000円

都立霊園墓地にかかる費用は、初期費用のほかに、年間の管理料がかかります。埋蔵型の場合、1平方メートルあたり一般埋蔵施設で 810円/㎡、芝生埋蔵施設で 1,040円/㎡で計算されます。

抽選倍率の傾向

小平霊園の倍率は、区画サイズによって大きく差があります。大型区画は競争率が低く全員当選となるケースもある一方、小型区画(2㎡以下)は6倍台と都心霊園並みの競争率になります。

小平霊園 一般埋蔵施設 令和7年度 公募受付状況

組名区画面積募集数応募数倍率
KO015.60〜5.95㎡15151.0倍
KO024.80〜4.95㎡10131.3
KO033.10〜3.90㎡35852.4倍
KO042.30〜3.00㎡10414.1倍
KO051.55〜11.75〜2.00㎡322726.8倍
(出典:令和7年8月 建設局・東京都公園協会 公募受付状況)

KO05(小型区画)は6.8倍と突出して高倍率です。

予算に余裕があれば、中〜大型区画を狙う方が当選確率は上がります。

小平霊園の申込資格・要件

小平霊園に申し込める人の条件は、以下の通りです。

一般埋蔵施設(申込区分1)
  • 申込者は、都内に5年以上継続して居住していること
  • 一度も埋蔵(葬)・収蔵したことがない遺骨を持ち、申込者は祭祀の主宰者であること
  • 改葬遺骨での申込不可
立体埋蔵施設(申込区分5~7)
  • 申込者は、都内に3年以上継続して居住していること
  • 遺骨申込・遺骨+生前申込・生前申込の3区分あり

詳細な申込資格・申込方法は、毎年6月に配布される「申込みのしおり」および都立霊園公式サイト「TOKYO霊園さんぽ」でご確認ください。

その他詳しい要件は「おはかんりの都立霊園まるごとサポート」にもご相談いただけます。

小平霊園を訪れて

武蔵野の自然と共存する霊園

小平霊園は、昭和23年の開園以来、武蔵野の自然を活かした公園墓地として地域に根ざしてきました。表参道のケヤキ並木は樹齢を重ね、春には桜、秋には紅葉と、訪れるたびに異なる表情を見せます。

広大な敷地に区画が整然と並び、園路の幅も広く見通しが良いため、散歩やジョギングを楽しむ地域住民の姿も多く見られます。喧噪から離れた静かな環境は、お墓参りだけでなく、日常の憩いの場としても親しまれています。

小平霊園 管理事務所付近

車ですと、正門からそのまま入って行けます。左手にすぐ管理事務所があるので寄って行きます。

事務所内は、各種受付や相談窓口でわからないことはなんでも聞けそうな、市役所のような雰囲気でした。事務所前には、お掃除道具が借りられるスペースがあります。

風除けライターなんていう便利グッズがあったので借りてみたのですが、とても使い勝手がよかったのでおすすめです。

ちなみに園内ではお花やお線香は売っていません。

小平駅からの参道にある墓石店などで販売していて、一緒に手桶も貸してくれるサービスがあります。お彼岸時期のため、どのお店も豊富にありましたが、平時は事前に確認しておくといいですね。

区画近くにはお線香点火台を発見。誰でも使える線香筒など、墓地でしか見ない道具のサービスが充実しています。

該当区画までは、車でそのまま近づくことができます。園路は広く、標識や案内板もしっかりありますが、似た風景が続くので注意が必要ですね。ジョギング中の方や、墓参の歩行者に気をつけながら進みます。

前回から間が空いた間に、区画内の住所表示の案内板が、木製から石製土台にプレート表示のに変わっていました。木のように朽ちてしまわないのは、安心感があります。

もし徒歩の場合、区画によってはそれなりに距離がありますが、自然を楽しみながらウォーキングできるのではないでしょうか。行政管理のレンタル自転車などを貸し出してもよいのかな、と思いました。

園内は全体的にキレイに整備され、管理も行き届いていると思います。各区画ごとに水汲み場、下げ花置き場があり、トイレも園内6箇所にあります。桶、杓置き場は管理事務所付近にしかないので、注意が必要です。

特に「火の元注意」を呼びかけ徹底しているようでした。芝生火災など予防のため、お線香は完全に消してから帰らなくてはいけません。

以上、小平霊園の現場レポートでした。

まとめ・申込みで迷ったら

都立小平霊園は、武蔵野の自然に抱かれた郊外型の公園墓地です。

  • 都立8霊園で3番目の規模(約65万㎡)
  • 一般・芝生・合葬・樹林型と施設が充実
  • 区画サイズで倍率に大きな差あり(大型は全員当選も)
  • 墓所ナビ対応で広い園内でも安心

申込みにあたって迷っていること、不安なことがあれば、ぜひ「おはかんり」に相談してみてください。

おはかんりの都立霊園まるごとサポート

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