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【ラジオレポ】「パートナーと同じお墓に入りたい? 入りたくない?」を聴く

最近はお墓というとアンテナが反応するのですが、知人から情報をもらえることも増えてきました。そんな中「いまラジオでお墓のこと話してるよ!」とメッセージをもらったので聴いてみると、本当にお墓をメインテーマとして、生放送していました。

面白かったのでシェア、気楽な投稿もしていきます。

こんな記事

TOKYO FM「Blue Ocean」

TOKYO FM の人気番組「Blue Ocean」。パーソナリティの住吉美紀さんの人柄や声が爽やかな、生活情報番組です。

ウィークデーの午前中、2時間にわたる生放送で、リスナーから積極的にメッセージをもらって紹介していくスタイル。ラジオ番組ならではのリスナーとのやりとりは、ネット時代になってより距離が近くなったようにも思います。

そんな番組の5月26日のメッセージテーマは…
あなたはパートナーと同じお墓に入りたい? 」というものでした。これはドンピシャで面白そう。

「Blue Ocean」のリスナーさんはやはり女性が多数でしょうか、固定ファンやルーチンで毎日聴いている方が多いイメージで、コミュニケーションも活発なようです。Twitter上では「#オーシャンヌ」なんてタグもありました。

このテーマが設定された背景は、前週5月19日のテーマ「後回しと先送りとワタシ」へのあるメッセージが反響を呼び、膨らんだものだそうです。

「わたしが先送りにしていること、それは夫への告白。夫とは同じお墓には入らないということです。嫌いじゃないし、多分好き。でも、ずっとずっとは無理。先日、祖母と同じお寺の永代墓地(共同墓地)に入る手続きをしました。いつ夫に言おうかな。」

はたけのとかげさん(神奈川県/50代女性)

夫に言わずにご自分の入るお墓を契約済みと! なんだかユーモアのある明るい告白で、ジメジメしてないのも良いです。実はお墓に対する意識がお高くて、考えていらっしゃるからこその行動力ですよね。さすがオーシャンヌ。

実際共感や反響の声が大きかったようで、すぐに翌週のテーマになったなんて、対応が早いのもラジオ番組ならではかもしれません。さっそく番組に届いた多くのメッセージのなかには、宣言済みの方も。

たくさんのメッセージが紹介されたり、住吉美紀さんがご感想を話されたりとお墓中心に据えた構成がある意味新鮮だったのでした。

リスナーからの生コメントの裏に

受け取ったメッセージから、住吉さんが問題を抽出したり、抽象化したりしてくださるのが分かりやすく、さまざまなキーワードが登場しましたよ。

「管理」の問題、「ペット」と一緒に入りたい、「共同墓地」か「合葬墓」がいい……などなど。パートナーをフックに、誰と一緒に入るか、そして誰にのこしていくのかを自然と考えていく流れに。

「イエ問題やイエ制度」「慣習・風習」「場所・土地柄」「お寺との関係」などより大枠の環境に話題が展開したりもします。

先週離婚したばかりという男性からは「パートナーがいなくなった人がどう考えてるのか知りたい」というリアルな声も届き、こうして話題や関心が広がっていくことを予想させますね。

「同じ老人ホームに入りたいね、と言ってる仲間と、その延長でみんなで一緒のお墓に入りたい(そこに旦那も)」といった近年のシェア志向も垣間見えました。

番組では浅草のお寺の住職さんにも話を聞いていて、そこからも「こういうことが話しやすい時代になってきたのではないか」と導き出していました。

まさに、ローカルFM番組ながらも2時間もの尺で、具体的に踏み込むことは躊躇されそうな話題を「この10年でずい分話しやすくなった」と、住吉さんご自身も感じられたそうです。こんなふうに展開していくことは、そこまで想定出来ていないだろうけれど、番組を上手に導くのはさすが、プロのパーソナリティだと思います。

番組アンケート結果

さて、番組では前日からTwitterアンケートも実施していました。その最終結果がこちらです。

「YES」が「NO」より多いことに、ほっとした方も多いかな? でも約1/3「どちらともいえない」派の方が、この先どう転ぶかわかりません。

Twitterコメントピックアップ

Twitterには、どちらかといえば入らない派の具体的コメントが多かったようです。また、お墓ではなく「樹木葬や散骨がいい」というご意見も寄せられていたようす。番組リスナーさんは、何事に対しても関心が高く、主体的な意見を持つ方が多いのですね。

まとめ

決して結論が出る話ではなく、多数派だからどうという問題でもないことを、あえて二項対立的に扱うことで本当にさまざまな意見がでるのだな、と感心してしまいました。

ラジオのリスナーさんは昔からユーモアがあるし、いまやメールやTwitterで簡単に投稿できるから、ラフな意見も集まりやすい。なにより終始明るい雰囲気で気軽なんですよね。

そう考えると、「夫と同じ墓に入りたくない」とか「死後離婚」とかってネガティブな方面で扱いがちなメディア記事とは明らかに一線を画してます。たとえば、どうしても緊張を強いるこんな記事たち。

同じことを扱っても、切り口やメディアが違えば明るく変換できることが分かった、よい機会となりました。

お墓きっかけで聴いたものの、ラジオ番組の楽しさも久しぶりに思い出させてもらい、ありがとうございました。

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