【令和8年度】都立霊園の募集要項が発表されました|昨年との違いと、申込みのポイント

2026年5月25日(月)、東京都建設局・公益財団法人東京都公園協会から「令和8年度 都立霊園の使用者募集」が正式に発表されました。

今年は募集総数6,903か所(体)と、昨年より429件も枠が増えています。一方で、樹林型合葬埋蔵施設の使用料が値上がりするなど、見逃せない変更点もいくつかあります。

本記事では、都立霊園を検討される方へ、昨年度(令和7年度)と「何が変わったのか」がひと目でわかるようにポイントを整理してお伝えします。

こんな記事

まず押さえておきたい大事な日程

項目日程
申込みのしおり配布・公開令和8年6月12日(金)午前9時~
申込期間令和8年6月12日(金)〜7月3日(金)
抽選日令和8年8月14日(金)
抽選結果通知令和8年8月31日(月)以降
使用許可証交付令和8年12月(予定)

申込みは郵送(〆切日消印有効)または、インターネットです。

要件等の詳細が記載された「申込みしおり」の配布から、その期間が実質3週間しかありません。

申込み遺骨と、申込者との関係も厳しく審査されますので、必要な要件を満たしていることが第一条件です。

申込みは1人(1世帯)1か所のみで、一体のご遺骨で申し込みできるのは1人です。同じご遺骨で複数の人が申し込むことはできません。

1人が2か所以上に申し込んだり、申込み遺骨が重複したりすると、すべて無効です。

そして、当選後に書類審査となりますが、ここで必要書類が揃わないと失格になってしまいます。

細かい区分、申込み要件、注意事項などを、申し込みの前にしっかり把握し、ご家族でも情報共有した上でなくてはいけないんですね。

今年の大きなポイントは「全体で枠が増えた」こと

令和8年度の募集総数は6,903か所(体)。昨年の6,474から、429件(+6.6%)の増加です。

令和7年度令和8年度増減
募集総数6,4746,903+429

「都立霊園は狭き門」というイメージがありますが、今年は少しだけ門が広がっていますね。

ただし、応募者も毎年増えています。昨年(令和7年度)の応募総数は28,715件。倍率は一般埋蔵施設が2.9倍、合葬埋蔵施設は6.8倍、樹林型合葬埋蔵施設は3.1倍でした。枠が増えても、油断はできません。

注目の変化①:青山霊園の「立体埋蔵施設」が復活

昨年は募集がなかった青山霊園の立体埋蔵施設(第1区)が、今年は21か所募集されます。

青山霊園 立体埋蔵施設(第1区)

使用料は940,000円。都心一等地・港区の青山霊園に、100万円を切る価格は希少な施設です。

「都心に眠りたいけれど、一般埋蔵施設は数百万〜1,000万円超で手が届かない」という方にとっては、見逃せない選択肢です。ただし募集数がわずか21か所のため、相応の高倍率が予想されます。

立体埋蔵施設とは? 使用許可日から20年間は、ご遺骨を施設内のカロート(納骨スペース)に個別に埋蔵し、その後は指定された区域のカロートに共同埋蔵する施設です。年間管理料は不要です。

注目の変化②:継承者がいなくても入れる「合葬」の枠が大幅に増えた

継承者を必要としない合葬埋蔵施設・樹林型合葬埋蔵施設は、近年とくに人気が高まっています。今年はその枠が大きく増えました。

霊園・施設令和7年度令和8年度増減
小平霊園 合葬(2号基)350体500体+150(+43%)
八柱霊園 合葬1,440体1,540体+100
多磨霊園 樹林型(2号基)2,382体2,430体+48
多磨霊園 合葬640体640体±0
雑司ヶ谷霊園 樹林型400体400体±0

特に小平霊園の合葬は**+43%の大幅増枠**。昨年の小平合葬は生前申込で最大37倍という激戦区でしたので、今年は少し当選しやすくなる可能性があります。

注目の変化③:八王子霊園の芝生区画が +55か所

八王子霊園は芝生埋蔵施設のみの霊園ですが、ここも今年は105か所→160か所(+52%)の大幅増枠です。

4㎡区画の使用料は1,284,000円、年間管理料は4,160円。墓石ではなく芝生プレートのシンプルなお墓を希望される方には、令和8年度はチャンスかもしれません。

注目の変化④:樹林型合葬の使用料が値上がりに

ニーズの増えている樹林型合葬埋蔵施設は軒並み値上がりとなりました。

たとえば令和7年度の多磨霊園 樹林型合葬埋蔵施設(2号基)の使用料は遺骨1体あたり81,000円でしたが、令和8年度は95,000円に改定されました。約17%の値上がりです。

改定前令和8年度改定後
多磨霊園 樹林型(遺骨1体)81,000円95,000円
多磨霊園 樹林型(粉状遺骨1体)27,000円31,000円
雑司ヶ谷霊園 樹林型(遺骨1体)106,000円112,000円
雑司ヶ谷霊園 樹林型(粉状遺骨1体)35,000円37,000円

「樹林型なら一番安く済む」と聞いていた方には、少し残念なお知らせかもしれません。それでも、墓石を建てる費用(数十万〜数百万円)と比べれば、依然として最も手の届きやすい選択肢の1つです。

また今年度から、多磨・雑司ヶ谷の樹林型に「粉状遺骨」での申込区分が新設されました。自身で粉骨の手配をする必要はありますが、お値段が3分の一ほどになりますし、手元供養との併用なども考えられますね。ご自身の状況に合わせて選べる幅が広がっているのは注目のポイントです。

霊園別・募集数の早見表(令和8年度)

ご自身が希望する霊園の枠がどのくらいあるか、一覧でご確認ください。

霊園種別令和8年度 募集数
多磨霊園一般埋蔵施設360か所
合葬埋蔵施設640体
樹林型合葬埋蔵施設(2号基)2,430体
八柱霊園一般埋蔵施設335か所
芝生埋蔵施設40か所
合葬埋蔵施設1,540体
小平霊園一般埋蔵施設140か所
芝生埋蔵施設5か所
合葬埋蔵施設(2号基)500体
八王子霊園芝生埋蔵施設160か所
青山霊園一般埋蔵施設80か所
立体埋蔵施設(第1区)21か所
谷中霊園一般埋蔵施設80か所
雑司ヶ谷霊園一般埋蔵施設80か所
樹林型合葬埋蔵施設400体
染井霊園一般埋蔵施設60か所
立体埋蔵施設(第2・3区)32か所

※申込区分(組番号)や面積等の詳細は、令和8年6月12日(金)公開予定の「申込みのしおり」でご確認ください。

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今年こそ、都立霊園にチャレンジするなら

都立霊園は年に一度しか申込みのチャンスがありません。「来年でいいか」と先延ばしにすると、また1年待つことになります。

今年は枠が増え、青山立体や小平合葬の増枠など選択肢の幅も広がっています。一方で樹林型の値上がりのように、来年さらに条件が変わる可能性もあります。

令和8年度の申込期間は6月12日(金)から7月3日(金)まで、わずか3週間です。この短い期間内に、

  • 自分の申込資格があるかを確認する
  • 適切な霊園・申込区分を選ぶ
  • 必要書類をそろえる
  • 申込書を間違いなく記入する

これらをすべて完了しなければなりません。「自分で進めるのが不安」「書類のことが心配」という方のために、おはかんりでは、行政書士による「都立霊園まるごとサポート」サービスを提供します。

「とりあえず話だけ聞いてみたい」という段階でも、お気軽にお声がけください。行政書士・葬祭カウンセラーが、あなたの状況を丁寧にうかがった上で、最適なご提案をいたします。

この記事の出典
  • 東京都建設局・公益財団法人東京都公園協会「令和8年度 都立霊園の使用者を募集します」(令和8年5月25日発表)
  • 東京都建設局「令和7年度 都立霊園公募受付状況と抽選会について」(令和7年8月7日発表)

※詳細な申込資格・組別の募集数・組番号などは、令和8年6月12日に公開される「申込みのしおり」でご確認ください。最新情報がわかり次第、記事を更新します。


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