【都立青山霊園】都心の一等地、歴史と格式の公園墓地|魅力・料金・倍率まで徹底解説

港区南青山2丁目。都内随一のブランドエリアに、明治7年(1874年)開園の歴史ある公園墓地があります。

都立霊園8つのなかでも、青山霊園はその立地と格式から別格の存在です。高層ビルをのぞむ都心に1万基を超えるお墓が緑のなかに静かに並ぶ光景は、ここにしかありません。

倍率は一般埋蔵施設で平均約11倍(令和7年度)。「高すぎて無理」と思われがちですが、区画サイズを選べば現実的な選択肢にもなり得ます。この記事では、青山霊園の特徴・料金・倍率・申込み条件などを最新情報でまとめています。

こんな記事

都立青山霊園とは

青山霊園の所在・概要

青山霊園は、東京都港区南青山2丁目に位置する都立霊園です。明治7年(1874年)に開園した、日本初の公共墓地のひとつ。総面積は約26万㎡と、都心部の霊園としては広大な敷地を誇ります。

外苑前駅や乃木坂駅からほど近く、霊園内には多くの歴史的著名人が眠っています。大久保利通、岩倉具視、井上馨など、明治維新の立役者たちが眠ることでも知られており、近代日本の歴史を体感できる場所でもあります。

春には桜が咲き誇り、都内有数のお花見スポットとしても知られています。

都立8霊園 概要一覧

霊園名開園年月日開園面積所在地
雑司ケ谷霊園明治7年9月1日106,110㎡豊島区南池袋4-25-1
青山霊園明治7年9月1日263,564㎡港区南青山2-32-2
谷中霊園明治7年9月1日102,537㎡台東区谷中7-5-24
染井霊園明治7年9月1日67,911㎡豊島区駒込5-5-1
多磨霊園大正12年4月1日1,280,237㎡府中市多磨町4-628
八柱霊園昭和10年7月1日1,046,468㎡千葉県松戸市田中新田48-2
小平霊園昭和23年5月1日653,545㎡東村山市萩山町1-16-1
八王子霊園昭和46年4月1日644,305㎡八王子市元八王子町3-2536

電車でのアクセス

最寄り駅は複数あり、都心からのアクセスが良好です。

路線・駅徒歩時間
東京メトロ銀座線「外苑前」駅徒歩約8分
東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」駅徒歩約10分
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩約12分

所在地:東京都港区南青山2-32-2

青山霊園の施設と特徴

霊園正門を入ってすぐのところに管理事務所があります。

窓口では各種手続きの相談に応じているほか、併設の休憩所には充実したライブラリーが設けられており、青山霊園に関する歴史的展示や資料、本などを自由に閲覧できます。著名人のお墓マップや霊園案内なども配布しており、初めて訪れる方でも安心して園内を散策できます。

青山霊園管理所
休憩所

青山霊園 園内マップPDFはこちら|TOKYO霊園さんぽ

青山霊園の墓地使用状況

青山霊園の施設とその使用状況は以下の通りです。

青山霊園の使用者数及び埋葬体数 (令和7年4月現在)

施設の種類使用者数埋葬体数
一般埋蔵施設13,916人131,734人
立体埋蔵施設973人3,830体
霊園案内より抜粋

青山霊園の価格(使用料・管理料)

青山霊園の使用料は、都立8霊園のなかでも最も高水準です。港区南青山という地価を反映し、㎡単価は3,200,000円(令和8年4月1日現在)。使用料は「区画面積 × ㎡単価」で算出されます。

(参考)一般埋蔵施設 使用料㎡単価(令和8年4月1日現在)
霊園名使用料㎡単価
青山霊園3,200,000円
雑司ヶ谷霊園2,144,000円
谷中霊園1,787,000円
染井霊園1,645,000円
多磨霊園922,000円
小平霊園836,000円
八柱霊園207,000円

年間管理料は一般埋蔵施設で 810円/㎡(令和8年4月1日現在)。区画面積が小さいほど管理料の負担も小さくなります。

抽選倍率の傾向

もっとも高い青山霊園の使用料をふまえても、青山霊園の一般埋蔵施設は、都立8霊園のなかでも屈指の高倍率です。

青山霊園 一般埋蔵施設 令和7年度 公募受付状況

組名区画面積募集数応募数倍率
AO013.05〜3.55㎡2828810.3倍
AO022.20〜2.25㎡58316.6倍
AO031.55〜1.90㎡3234710.8倍
(出典:令和7年8月 建設局・東京都公園協会 公募受付状況)

AO02(2㎡台)が最も競争が激しく、令和7年度は16.6倍。ただし令和6年度の8.8倍から上昇しており、年度によるブレがある組です。AO01・AO03は10〜11倍台で比較的安定しています。

令和6年度は全組で13倍前後。どの区画でも、高倍率が続く傾向にありますね。

青山霊園の申込資格・要件

青山霊園に申し込める人の条件は、以下の通りです。

一般埋蔵施設(申込区分3)
  • 申込者は、都内に5年以上継続して居住していること
  • 申込者は、申込遺骨の祭祀の主宰者であること
  • 遺骨がある方(生前申込不可)
立体埋蔵施設(申込区分4)
  • 申込者は、都内に5年以上継続して居住していること
  • 申込者は、申込遺骨の祭祀の主宰者であること
  • 遺骨がある方

詳細な申込資格・申込方法は、毎年6月に配布される「申込みのしおり」および都立霊園公式サイト「TOKYO霊園さんぽ」でご確認ください。

その他詳しい要件は「おはかんりの都立霊園まるごとサポート」にもご相談いただけます。

立体埋蔵施設とは

第1区
第3区・第5区

青山霊園では一般埋蔵施設のほかに、立体埋蔵施設も募集があります(令和8年度)。

立体埋蔵施設とは、使用許可日から20年間は施設内のカロート(納骨堂)に個別に埋蔵し、その後は指定された区域のカロートに共同埋蔵される施設です。

使用料は第1区で940,000円と一般埋蔵施設よりはるかに手が届きやすく、年間管理料はかかりません。お墓を建てる必要がなく、墓石の購入・管理の負担もない点から、承継者がいない方や、シンプルな形での永眠を希望される方に選ばれています。

青山という立地に眠りたいが、一般埋蔵施設の費用や維持が難しいという方にとって、立体埋蔵施設は現実的な選択肢のひとつではないでしょうか。

(参考)立体埋蔵施設 使用料㎡単価(令和8年4月1日現在)
霊園名使用料/箇所
青山霊園(第1区)940,000円
青山霊園(第2区)937,000円
青山霊園(第3区)709,000円
青山霊園(第4区)655,000円
青山霊園(第5区)528,000円

まとめ

おもに青山霊園の価格面と、人気の指標となる抽選倍率、申込条件などをまとめてみました。

特に一等地にあるからなのか、継承前提のお墓の需要・人気はまだまだあり、数年前に遡ってもみましたが状況はあまり変わっていないことがわかりました。

そもそも要件を満たす人が少ないであろう上に、都立霊園の中では入手難度がもっとも高い霊園という事実が、ブランド墓地と呼ばれる由縁なのでしょう。

一方で無縁となっている墓も多いといいます。青山霊園再生計画も平成時代に一度あったようですが、どうも立ち消えてしまっているようす。

都会にあって緑豊かな青山霊園の界隈は、わたしもとても好きな地域なので、永続的に素敵な霊園であり続けてほしいものです。また次回は、青山霊園内を散策して、墓地自体の魅力も探ってみたいと思います。

申込みで迷ったら

青山霊園は、都立霊園のなかでも特に高価格帯ですし、申込みの判断が難しい霊園です。

  • 高倍率のなかでどの区画を選ぶべきか
  • 一般埋蔵施設と立体埋蔵施設、どちらが自分に合っているか
  • 書類の準備で不備が出ないか不安

申込みにあたって迷っていること、不安なことがあれば、ぜひ「おはかんり」に相談してみてください。

おはかんりの都立霊園まるごとサポート

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