【2022年6月】お墓のニュース記事ピックアップ

今年の梅雨明け、東京はなんと6月27日でした。梅雨っぽい天気の記憶があまりないうちに、すでに異常な猛暑に突入しています。電力需要にも直結する問題にもなってきて、なんとか健康を保ちながら無事この夏を凌ぎたいものです。
さて、6月のお墓関連ニュースをまとめてまいります。

こんな記事

おはかんり注目の記事(2022年6月)

今月は海外からの2つの記事に注目。世界は地球環境への配慮が格段に進んでいる、と思わされるものです。

「生と死をまたぐ公園」バルセロナに出現(6/18【TABI LABO】)

まずはスペインから、100%土に還る生分解可能な骨壷で埋葬されると、広大な自然公園がそのままお墓になるというプロジェクトです。死んだ物質と生きている物質を組み合わせる「live mesh(ライブメッシュ)」という技術開発の賜。自然回帰・共存を考えれば、こうした取り組みの実現には見習うべき点が多くありそうです。

死んだら海へ還りたい─海洋葬を希望する人々の背景にある思想とは(6/22【クーリエ・ジャポン】)

※公開からしばらくは無料で誰でも読めるのですが、一定期間が経つと会員登録が必要となる記事です。

「遺体をそのまま海に投じる海洋葬」を望む人たちそれぞれの思いがあってドラマみたいな長編記事でした。Twitterでのシェアもとても反響が大きかったです。それだけ、知られていない葬送の方法なのでしょう。

いずれも日本には入ってきていないので当然かもしれませんが、日本でももっとこうした考えが浸透してもよいはず。情報が国境を越えるいま、よりスピーディーかつ短いスパンで、葬送やお墓の選択肢が増える未来に期待したいものです。

ネットニュース・雑誌記事より

荒れた土地を森林に再生。「墓地で自然を取り戻す」環境団体が考えた樹木葬墓地(6/6【Yahoo!ニュース】)

葬送コンサルタントとして活躍される吉川美津子さんによる、千葉県長南町にある里山タイプの樹木葬墓地「森の墓苑」のレポートです。樹木葬という言葉のイメージギャップについても触れられています。

50年スパンの森林再生を見据えた事業でもあり、『土に還る、自然に還る』というコンセプト本来のイメージも実現していると感じられるのではないでしょうか。

少子高齢化で増える「墓ない人生」 遺骨めぐりトラブルも(6/12【産経ニュース】)

合葬墓や散骨などの現状とともに、多様化する弔いのカタチを伝えています。

「儚い人生」にお墓がない、継承できない事情などを掛けて、短いながら多くのお墓の社会課題が潜んでいると感じた記事でした。

IEよ、安らかに 韓国に「墓」(6/17【AFPBB News】)

ブラウザソフト「インターネット・エクスプローラー(Internet Explorer)」のマイクロソフトによるサポート終了を機に、こんなニュースが話題になっていました。

なぜ韓国なのかと思ったら、韓国では政府機関のサイトの多くがIEの使用を想定されていたのだそうです。それにしても立派なお墓ですね…。

「北の国から」ロケ地で黒板五郎の記念碑完成式(6/23【日刊スポーツ】)

ドラマ『北の国から』といえば、北海道富良野を一躍有名にするとともに、物語を印象付けたのは田中邦衛さん演じる主人公・黒板五郎でしたよね。

作品の聖地の証であり、フィクションの登場人物のお墓であり、俳優さんの顕彰碑であり、土地へのリスペクトもある、意味合いの深い記念碑の完成だと思いました。いつか訪ねてみたい!

【珠洲地震】墓石修復依頼100件超 あつい信仰、住民「盆までに」(6/24【北國新聞】)

6月19日に石川県珠洲市で起きた震度6弱、5強の地震により、多くのお墓に修復が必要な状況となっているようです。

専門業者でなければ対応できず、石材店も少なくてかなり大変そう…。修復に対しても公の支援が必要ではないでしょうか。被害に遭う前に、お墓の地震対策を確認しておきたいですね。

遺骨をダイヤモンドに加工? ベッド形のひつぎ? 進化する「お弔いグッズ」の最前線(6/27【デイリー新潮】)

6月に開催された葬祭サービス業界向けの総合展示会「フューネラルビジネスフェア2022」から、写真付きのレポートです。

お墓に代わる、ダイヤモンド葬はここでも注目されていますね。お墓に限らず、最新のお弔い事情は、業界人でなくても知っていて損はありません。

亡き日本人の夫が愛した台湾の海でお見送り 妻、遺志をかなえる=新北市の合同海洋葬(6/28【フォーカス台湾】)

台湾の新北市が実施している合同海洋散骨は、国籍問わず費用は無料で開催されていることが、さらりと伝えられていました。故人の遺志を叶えられて、よかったですね。

台湾のお墓事情はどのようになっているのか、行政の役割はどうなのか、気になるところです。

動画

東京のお墓事情(6/6〜10 テレビ朝日【東京サイト】)

東京ローカルの情報番組でるテレビ朝日の「東京サイト」では、例年6月中旬からの都立霊園使用者募集に先立って、都立霊園の特集でした。

テレビ朝日|東京サイト

昨年もやっていたのですが、今年は「八王子霊園」「染井霊園」「八柱霊園」「多磨霊園」「小平霊園」の鉄板ラインナップ。各霊園ロケで、お墓の種類や条件、価格などを詳しく紹介してくれる優れた内容なのでここでおすすめを。

YouTubeにもアーカイブされているので、都立霊園が気になる方はぜひチェックしてほしいです。

企業広報・プレスリリース

ハウスクリーニングのおそうじ革命が「お盆割」プロジェクトを実施(6/27 株式会社KIREI produce)

『お墓参りにまつわる”心の引っ掛かり”を解決したい』と掲げ、お墓掃除の代行をしている「おそうじ革命」さん。ほかのジャンルで展開してきた「革命割」キャンペーンの第6回目として、お墓掃除がターゲットとなっています。

公募期間は〜7月8日(金)まで( ※定員に達し次第締め切り)とのことで、まだ間に合う? シーズン的にも、お墓掃除の代行を試してみたい方にも、ぴったりですね。

まとめ

6月は海外からのニュースの方に、心が動いたような気がします。日本の中だけ見ていても視野が狭くなって、何につけても動きが遅いと感じてしまう昨今だからでしょうか。

7月10日には参議院議員選挙がありますね。大きな争点としては、経済対策、安全保障、憲法改正、子育て支援などが目につきます。

お墓に関わることがあるとすれば、社会保障や超高齢化社会に伴う多死社会への対応か……と考えると、これらも直接わたしたちにかかわる重要事項ですよね。

政治・行政が動かないから困った問題も起きているお墓まわりの実態もありますから、身近な課題をきちんと捉えられる候補者の方を選んで投票したいと思います。

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