【2021年7月前半】お墓のニュース記事ピックアップ

まさか東京オリンピックが無観客になるとは……な、7月前半戦。まさにコロナと戦う日々ではありますが、ワクチン供給の目処もみえてきたことや、オリンピックの開催が迫ることは、明るく前向きに捉えたいものです。
旧暦のお盆シーズンを迎え、お墓やお墓参りの話題も絶えなかった印象です。

こんな記事

おはかんり注目のニュース(2021年7月前半)

雑草生え放題…墓地使用者の調査が難航(7/7【福井新聞ONLINE】)

「雑草生え放題…墓地使用者の調査が難航 福井市、親族死亡や転居で特定1割のみ」
福井発の800字程度のコンパクトな記事ですが、実は全国にもつながる問題がたくさん隠されている記事です。

  • 西墓地(1959年)東墓地(1978年)兎越山墓地(2007年)あわせて14,090区画のうち、寺社所有分を除く7,205区画が福井市の管理。
  • 2010年に墓地台帳システムを導入後、使用者不明がすでに約2300区画(約3割)あった
  • 2020年度から確認作業を開始するも、21年3月末時点で使用者が特定できたのは763区画(全体の約1割)
  • この確認作業完了は2029年ごろになる

市の対応が10年くらい放置されていた理由や、使用者不明墓地をどうするかなどは言及されていません。寺社管理の区画は問題なく管理できているとしたら、偉い差ですね。先延ばし体質っぽさも気になるところです。

全国の公営管理の墓で、同様のことが起こっていないとはいえず、使用者側も自覚しておく問題だと感じました。

ネットニュース・雑誌記事より

東京に平岡円四郎の墓(7/3【共同通信】)

東京に平岡円四郎の墓 一橋慶喜の側近、渋沢栄一を登用

幕末期に渋沢栄一を見出したという平岡円四郎のお墓が、東京都墨田区の本久寺にひっそりとあった、というニュース。NHK大河ドラマ『青天を衝け』では堤真一さんが魅力的に演じていた人物。ドラマが史実に基づくフィクションだったとしても、歴史上の人物が本当にいたと感じられるのがお墓の存在です。

人生相談:親のお墓の管理をどうするか悩みます(7/5【ハルメクWeb】)

親のお墓をどうするべきか、という59歳女性のお悩みに対してのいくつかのアドバイスです。まさに「お墓の管理」が課題のおはかんり的には他人事ではありませんし、日本中無数にある問題だと思うので、ピックアップ。

具体的な提案はあくまで参考でよいと思うのですが、僧侶の言葉が共感できるものでした。

僧侶にとってお墓とは、“どこでもドア”

どこにお墓があっても、どんな形であっても、故人と心をつなげることはできます。

弔い方さまざま、お墓事情に変化(7/6【熊本日日新聞】)

「弔い方さまざま、お墓事情に変化  継承者いない…樹木葬など永代供養に注目」
熊本地域発ですが全国的な傾向を簡単にまとめている記事です。こうしたライトな記事でも、課題を可視化したり手助けになることもありそうなので、多くの人の目に触れるといいな、と思います。

稲葉監督が星野氏墓参り 魂継承誓う(7/10【デイリースポーツonline】)

野球界では墓参文化が継承されていて、よくコメントで取り上げられたりするのですが、お墓まで行って取材したようです。星野仙一さんの「夢」と刻まれた墓碑、拝む稲葉監督という写真があっての、強い記事になっていると思います。

日本の文化的な夏の慣習〝お盆〞を知る(7/15【BEST TiMES】)

きめ細かく〝お盆〞を解説してくれている記事です。

各地で風習も異なるとはいえ、自分のルーツでさえ、案外知らないものではないでしょうか。この時期に改めて知識を得ることができ、ありがたいです。「お盆には、お墓参りも欠かせない。」とも。

雑誌「一個人 2021年夏号」からの抜粋記事で、監修者を明らかにしていることで信憑性を担保できているので、参考にしたいです。(こちらは、國學院大學大学院 客員教授の新谷尚紀先生による)

映像ニュース

「自然とともに眠りたい」人気の樹木葬(7/1【メーテレ】)

「自然とともに眠りたい、人気の樹木葬 “管理できない”を減らすサブスクのお墓も」
愛知県から樹木葬墓地の映像があり、仕組みについても丁寧に説明されています。実際の利用者の声が聞けるのが、映像のありがたみで、影響力が高いと思います。

三重県津市のお寺で導入しているサブスク墓「偲墓」については、無縁墓との対比も。注目度が高そうなので、おはかんりでも記事にしてみました。

企業広報・プレスリリース

自宅墓「うちぼ」が誕生!(7/5 幸巡株式会社)

​業界初!購入~供養まで​全て「うちの中」で出来る、 お寺サポート付きオンライン対応の自宅墓「うちぼ」が誕生!

手元供養で自宅におけるお墓「うちぼ」のリリースです。注目は、阿蘇の樹木葬墓地とセットになって分骨でき、オンライン過去帳、オンライン法要なども利用できる、お寺のサポート付きという部分でしょうか。デザインにもこだわりがありそうですね。うちぼ+樹木葬永代供養(合葬)付で税込160,000円、8月1日より販売開始とのこと。

お墓ベンチャーののうこつぼ、お墓の無料提供を開始(7/6 株式会社のうこつぼ)

【お墓のサブスク】記事でも比較対象とした「のうこつぼ」さんからの新たなリリースは、コロナ禍におけるご供養支援を打ち出して、まずは無料で1年間使用、お試しができるというもの。1年後に購入かサブスクかを選ぶ形です。認知度アップやきっかけ作りを仕掛けになるでしょうか。キャンペーンは8月31日まで。

僧侶手配サービスのよりそう、「お盆に関する意識調査」を実施(7/8 株式会社よりそう)

コロナ下でもお盆休みには「供養したい」 心残りはレクリエーションよりお墓参りご供養への関心は継続も60代以上の「お盆習慣の見直し」は顕著
コロナ禍のお盆休みの過ごし方について、昨年の経験も踏まえて、30代以上の意識の変化や実態を詳しく調査していました。

お盆の恒例行事に「お墓参りをする」が意識にある人が多いこと、できないことが心残りになっていることは意外だったかもしれません。コロナがお盆休みの習慣や過ごし方を見直すきっかけになるとともに、大切なものや価値観を浮き彫りに。

お墓清掃代行サービス「サンジュ・ベージュ」(7/9 インターロック株式会社)

7月13日から始まるお盆シーズンに向けてお墓清掃代行サービスの本格提供をスタートするというもの。墓石のプロフェッショナルによる、お墓掃除の代行サービスで、対象は一都三県となっています。

コロナ禍でなかなかお盆のお参りも叶わない方や、餅は餅屋に、とアウトソーシングで効率化したい世代に需要がありそうで、気軽に頼めるようになると良いな、と思いました。

まとめ

ピックアップには、自治体によるお墓の管理問題を取り上げました。自治体だけのせいではなく、使用者側が管理・継承できていないという課題は、まさにおはかんり的に気になっているところなのです。

また、依然収束しないコロナ禍にあって、ライフスタイルとともにこれまでの慣習や価値観の変化が否応なくやってくる中で、お墓にも徐々に変化の兆しが見えてきているのではないでしょうか。

お墓は、当事者にならないと考えるが及ばないものでもありますが、誰もが当事者でもあるはずです。各世代が関心を寄せないと解決できない問題も多く出てきていて、お墓の話題をもっと広く一般的なものにしていきたい、との思いが強くなります。

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